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講義名 グローバルフードシステム論
ナンバリング (フード)FM-FECN306
Course Global Food System
対象学科 フードマネジメント学類(選択)
年次・学期・単位 3年次・後期・2単位

担当教員
職種氏名所属
教員◎ 森田 明 
教員三石 誠司 

授業概要 我が国の消費食料カロリーの60%以上が輸入食料に依存する。我が国のフードシステムを学ぶには,グローバルなフードシステムも必須の事項である。国際貿易の理論と仕組み,食料の貿易の国際的なルールや仕組み,海外での食料生産のあり方や輸出入の状況など,グローバルなフードシステムの下での我が国の状況について検討していく。
ディプロマポリシー(DP)との関連 【知識・技術:◎】【思考力・判断力:○】【表現力:○】【主体性:-】【協働性:-】
到達目標 [1]世界貿易の食料貿易についてのルールが説明できる。
[2]比較優位理論等国際貿易に関する経済理論が説明できる。
[3]世界の食料生産と貿易活動の現状を説明できる。
授業計画
担当教員・講義担当教員内容
第1回森田 明ガイダンス・我が国の食料事情とグローバルフードシステム
第2回森田 明交換するとはどういうことか
第3回森田 明貿易の考え方(1):生産の考え方
第4回森田 明貿易の考え方(2):比較優位
第5回森田 明貿易の考え方(3):HO理論
第6回森田 明貿易の考え方(4):関税理論
第7回森田 明貿易の考え方(5):関税と食料貿易
第8回森田 明貿易の考え方(6):非関税的な措置
第9回森田 明国際貿易機関とその仕組み
第10回森田 明国際貿易機関とその仕組み及び外国為替
第11回三石 誠司グローバル化と食品企業行動(1)
第12回三石 誠司グローバル化と食品企業行動(2)
第13回三石 誠司グローバル化と食品企業行動(3)
第14回三石 誠司グローバル化と食品企業行動(4)
第15回三石 誠司グローバル化と食品企業行動(5)
第16回 定期試験またはレポート
学修支援方法 初回授業で提示する所定の時間に対応します
評価方法・評価基準 評価方法は,①到達目標[1]~[3]に関して授業ないで行う試験(50%),及び②授業への貢献度(50%)で行う。評価基準は,①についは,その成績によって到達度を評価する。また,②は授業における質疑などの貢献,及び授業後に回収するコメントカードなどの内容によって評価する。
教科書 指定しない。三石担当部分については別途資料を配布あるいは指示する。
参考書 ①石川城太他『国際経済学をつかむ 第2版』有斐閣,2013,
②Norton, G. W., Alwang, J., and W. M., Masters. 板垣 啓四郎 (翻訳)『農業開発の経済学 世界のフードシステムと資源利用』 青山社, 2012.
③Hans Dagevos,Frank Bunte, 下渡 敏治 (翻訳), 宮部 和幸 (翻訳), 上原 秀樹 (翻訳) 『グローバリゼーションとフードエコノミー―新たな課題への挑戦』 2012,農林統計出版.
④三石誠司『空飛ぶ豚と海を渡るトウモロコシ 穀物が築いた日米の絆』日経BPコンサルティング,2011.
他の科目との関連 「社会と経済」や「経済経営学基礎」で学んだミクロ経済学がわかっていることが望ましい
授業時間外学習 事前学修として,授業での質疑に応じられるようあらかじめ配付した資料を読み込んで授業に臨むこと。
事後学修として,授業で取り上げた内容について,関係する文献・書籍はもとより,日々新しくなる情報を,新聞・雑誌・テレビ等あるいはインターネット等を用いて収集してその内容を理解し,また,友人や知人,あるいは親族等と,こうした話題について議論し,相手の意見を聞きかつ自分の考えを述べ合うことで,新しい知見を得ていくこと。
Course Description Global Food System, International Economics, Food Trade Rule, World Food Production
Teaching staff Morita Akira
実務経験のある教員 森田明、三石誠司
実務経験をいかした教育内容 官庁での貿易政策所掌の実務に携わった経験を活かして講義を行う。