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講義名 国際比較看護論
ナンバリング (看護)NU-SPEC406
Course International Nursing
対象学科 看護学類(選択)
年次・学期・単位 4年次/前期/2単位

担当教員
職種氏名所属
教員◎ 小松 容子 
教員萩原 潤 
教員江角 伸吾 

授業概要 諸外国の患者・住民の社会経済状況や宗教・文化をふまえ、その集団がもつ独自の健康観や
健康行動があることを理解するとともに、グローバルな視野から看護について学修する。また、 異文化・多文化、 多様性への理解を深め、 文化的に矛盾しないケアアプローチについて学修する。
ディプロマポリシー(DP)との関連 【知識・技術:○】【思考力・判断力:○】【表現:○】【主体性:○】【協働性:◎】
到達目標 [1]文化・風土,社会・経済背景,気候・地理的条件等が健康生活にもたらす影響を考察できる。
[2]多様な文化・人種・宗教・ジェンダー・価値観を持つ人々への看護の在り方を考察できる。
[3]諸外国の看護・保健ニーズを理解し、諸外国における支援の在り方や国際協力について理解できる。
[4]国際看護として取り組むべき課題に対する文化的に矛盾しないケアアプローチを立案できる。
授業計画
担当教員・講義担当教員内容
第1回小松 容子世界の健康課題/国際看護に関連する基礎知識
第2回小松 容子文化ケアのための基礎知識:風土と文化の類型
第3回小松 容子文化ケアのための基礎知識:風土に根差した文化の多様性と普遍性
第4回江角 伸吾在日外国人の方々への医療と看護
第5回小松 容子レイニンガー看護理論に基づく文化に配慮したケア
第6回小松 容子文化に配慮したケア・看護実践‐ケーススタディ
第7回小松 容子JICA訪問学習-国際協力の実際(ゲスト:JICA活動経験者)
第8回小松 容子国際協力における看護専門職の役割の考察
第9回小松 容子国際協力の仕組み/国際人道支援
第10回小松 容子演習:難民となった人々の理解
第11回萩原 潤国際保健統計/人間の生態学
第12回小松 容子国際看護・文化を考慮したケア①アクション・プランの作成に向けて
第13回小松 容子国際看護・文化を考慮したケア②アクション・プランの立案
第14回小松 容子国際看護・文化を考慮したケア③アクションプランの発表 Aチーム
第15回小松 容子国際看護・文化を考慮したケア④アクションプランの発表 Bチーム
第16回小松 容子試験(レポート)
学修支援方法 事前にメール等でアポイントを取ってください。日時・方法を調整して対応します。 原則対面で対応します。
評価方法・評価基準 到達目標の達成度をルーブリックにより評価する。ルーブリックはオリエンテーション時に提示する。評価の割合は、目標1(25%)、目標2(25%)、目標3(25%)、目標4(25%)で、理解度・授業後の振り返り、意見交換への取り組み状況、プレゼンテーション、課題レポートで評価する。科目担当教員が評価を行う。
教科書 指定しない。
参考書 参考図書
・庄野 泰乃,内木 美恵,東 智子編集.看護の統合と実践[3]災害看護学・国際看護学 第5版.医学書院, 2024.
・城ヶ端 初子 . やさしい看護理論 2 ケアとケアリング, メディカ出版, 2007.
参考視聴覚資料
・DVD 現場で役立つ外国人患者とのコミュニケーション(全3巻), 丸善出版, 2019.
・DVD ナース ナイチンゲールが教えてくれたこと, オンリー・ハーツ, 2015
・DVD マザーテレサとその世界.女子パウロ会, 2003
アジアンドキュメンタリーズ
・戦場病棟 アレッポの狂気(原題:Madness in Aleppo)
他の科目との関連 本科目は国際看護プログラムを履修する場合の必須科目となっている。
授業時間外学習 予習:事前には、異文化・多文化に関する保健医療事情や国際協力・人道支援に関する情報を新聞記事や行政資料等で把握すると授業時の理解が深まる.
復習:事後には、自分の関心に合わせ、講義時で示した資料や関連書籍を読み、理解を定着させること.
備考 本科目における使用言語は、日本語と英語である。
Course Description International Nursing,Global Health, Cultural nursing, Culturally sensitive approaches.
Teaching staff KOMATSU Yoko, HAGIHARA Jun, ESUMI Shingo
実務経験のある教員 小松 容子, 江角 伸吾
実務経験をいかした教育内容 国内外での看護師としての実務経験を活かした講義を行う.