シラバス参照

印刷
講義名 救急・災害看護論
ナンバリング (看護)NU-SPEC407
Course Emergency and Disaster Nursing
対象学科 看護学類(選択)
年次・学期・単位 4年次/前期/2単位

担当教員
職種氏名所属
教員◎ 霜山 真 

授業概要 災害などにおいては特に人の生命を脅かす様々な緊急事態が多発し、早急の救急対応が重要であり、救命救急処置法を熟知することは肝要である。本講義では、様々な救急疾患の原因、病態を学び、現場での超早期診断や初期対応、治療の進め方、災害時の医療体制について理解を深める。諸救急疾患の病態に加え心肺蘇生法・応急処置法を熟知し体得することで、災害・救急医療チームの一員として活動できる資質を身につける。また、災害時の人々の生活や心身の状況の理解を深め、災害各期における看護活動について探求する。
ディプロマポリシー(DP)との関連 【知識・技術:〇】【思考力・判断力:○】【表現:○】【主体性:○】【協働性:◎】
到達目標 [1] 諸救急疾患の病態と治療の流れを説明できる。
[2] 初期救急処置を実践でき、一般市民に指導できる。
[3] 災害各期における看護活動を理解し、チーム医療に貢献するための自己のあり方を考察できる。
授業計画
内容
第1回救急医療と災害医療の相違
第2回救急疾患の病態と対処①:呼吸器系救急疾患、環境異常
第3回救急疾患の病態と対処②:循環器系救急疾患、ショック、脳卒中(外部講師)
第4回救急疾患の病態と対処③:頭部外傷、外傷(外部講師)
第5回救急疾患の病態と対処④:急性中毒、代謝・消化器系救急疾患(外部講師)
第6回中間筆記試験、心肺停止時の観察・心肺蘇生法・窒息処置
第7回心肺蘇生法演習1-BLS①:心肺停止時の観察、蘇生法
第8回心肺蘇生法演習2-BLS②:窒息処置など
第9回災害各期の特徴と看護活動
第10回災害急性期・亜急性期の看護活動
第11回医療機関等における災害時の問題と災害対応
第12回トリアージの目的と方法
第13回災害慢性期・復興期の看護活動
第14回医療機関・施設等における災害時対応の備え
第15回復興準備期における看護者のあり方
評価方法・評価基準 評価基準はルーブリックを初回授業時に示す。評価は授業への貢献度(20%)とレポート (40%)、筆記試験(40%)による達成度評価を合計する。
教科書 渡邊隆夫編:「メディカルのための救急医学」医学出版社, 2013
参考書 小原真理子、酒井明子監修「災害看護 第3版」南山堂,2018
酒井明子、菊池志津子編:「看護学テキストシリーズ 災害看護」南江堂、2011
BLSプロバイダーマニュアル 日本語版―AHAガイドライン2015準拠
他の科目との関連 形態機能学、病態学、疾病論の知識が、救急患者の病状理解に必須のため、復習しておくこと。
看護マネジメントⅠにおける災害看護に関する授業が、災害看護の基礎知識として必要であり、復習しておくこと。
授業時間外学習 ・救急医療については、教科書の指定している章を予習・復習すること。
・災害看護については、提示した参考書以外に災害関連図書3冊以上を予習復習およびレポート作成に活用すること。(宮城大学図書館の災害関連資料コーナーを活用のこと)
備考 Microsoft Teamsを用いて、講義に関する連絡・資料配布等を行う。
講義資料は講義前日までにアップロードする。資料内容を予習してから講義に臨むこと。
心肺蘇生法演習は必須である。
Course Description Emergency Medicine, Basic Life Support, Disaster Nursing, Triage, Disaster Cycle
Teaching staff SHIMOYAMA,Makoto
実務経験のある教員 霜山真
実務経験をいかした教育内容 総合病院での救命救急医療や災害地域における復興支援活動の実務経験を有する教員が、実践経験を活かして、講義を行う。